以前にも書いたのですけれど、5月の連休が明けてすぐの頃、長男が帰宅途中に事故に遭いました。
(→ 刺し子ふきん『なでしこ』の進捗と怪我がなくてよかった話)
幸いなことに怪我ひとつなく、身体に多少の痛みが出た程度で済んでほっとしていました。
そのときの話では、自転車にも目立った損傷はなく修理をすれば乗れるのではないかということだったのです。
そして、このことも記事にしましたけれど、相手との損害賠償の関係で自転車の修理代の見積もりを出してもらうために、車に自転車を積んで自転車屋さんに持っていこうとしたところ、なんとマンションの駐輪場から自転車が盗まれていて…。
(→ トラブル続き)
鍵をかけて置いてあったものですし、もう15年も乗っている古い自転車とはいえ、何度もフルメンテナンスをして大事に乗ってきたものですので、見た目もとてもきれいでした。
何より高校の入学祝いに祖父母に買ってもらった大切な思い出があります。
もし仮に今回の事故でどこかが傷んでいて、もう乗らない方がよいと判断されたとしても、本人の納得のいく形で決着をつけさせてやりたかったですし、本人もそれを一番悔しがって落ち込んでいました。

自転車は多分もう出てこないね…
駐輪場でも一番高くてきれいな自転車だったし、鍵も壊しやすそうに見えたんだろうな
パーツ取りしてどこかに捨てちゃうんだろうな…
こんな話をしたのは、つい先日の日曜日。
そして昨日の午後のことです。
長男がいる土地の警察から、Camomille家に電話がかかってきました。
『〇〇さん(長男)の自転車が放置自転車として通報されてきて、見つかりました』
さぁ、そこからがバタバタです。
仕事中とはわかっていましたけれど、長男に一報を入れ、長男は仕事を終えてから自転車を引き取りに行きました。

状態はどうだったの?

チェーンが外れていて、ミラーが折れていて、トゥークリップがなくなっている
でもサイクルコンピューターはそのままだから、自転車乗りの仕業じゃないな
少なくともロードバイクに乗り慣れている人ではないと思う
盗られたときの状態と、さほど変わってはいなかった様子です。
長男の自宅から数キロも離れていない国道に放置されていて、市民の方が通報してくださったのだそうです。本当に感謝です。
そして、防犯登録からうちに電話がかかってきたようでした。
目立った損傷はなくとも、事故の時点でチェーンが少し緩んでゆがんでいることや、細かい部品に不具合がありそうなことはわかっていました。
ですから、盗んで鍵を壊してはみたものの、いざ乗ってみるとちゃんと乗れなくて、坂を上りきれなかったか転倒でもしたのではないかというのが長男の見立てです。
そして今日、ようやく自転車屋さんで修理の可否や見積もりをお願いすることができました。
結果は残念ながら、修理不可だったそうです。
きちんと検査をするとフレームに少しゆがみがあり、全損扱いになると言われたとのことでした。
素人目には、説明を受けてよ~く見てようやくわかる程度のゆがみ。
よく見つけてくださったと思います。
もし修理できると言われて、修理して乗っている時に万一のことがあったら、大変なことになるところでした。
事故の際に、横から車が乗って下敷きになった形だったそうですので、さすがに耐えられなかったのでしょう。
それを考えると、長男が無傷だったのが奇跡のように思えてきます。
もともと私たちは、ずいぶん長く乗っている自転車ですし、見えない損傷があるかもしれませんから、この機会に買い換えたほうがよいと考えていました。
ですから《事故で全損》ということなら仕方ないと思っています。
車も持っていますので、自転車を新たに買うかどうかも本人次第だと考えています。
でも愛着のある自転車、やっぱり戻ってきてくれてとても嬉しいのです。
今後どうするかを、自転車を見ながら考えることができるのですもの。
昨日は《夏越の祓》で1年の前半の災厄を祓い清める日でした。
そんな日に、盗難に遭ってずっとモヤモヤしていた自転車が見つかり、これから先の手続きに進むことができるなんて、偶然にしてはできすぎですね。
先日、曾祖父母のお墓参りをしてきた長男は、『ひいおじいちゃんたちが守ってくれたのかな?』などと言っています。
自転車が見つかったことで、心が穏やかになったのだなぁと一安心しました。
私も心のどこかにずっと引っかかっていたものが取れたような気がします。
自転車を盗むなんて悪いこと…もうしないでほしいです。
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