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いつものごはんが一番おいしい

子どもがいくつになっても、おかあさんはおかあさん。
本当にそうだなぁと思います。

息子たちは二人とも20代後半になろうとしています。
長男は後期博士課程在学中。次男は修士課程を経て社会人2年目…とはいえ、まだまだ修行の身といったところでしょうか。
次男の方は文系で、今は規則正しい生活をしていますので、夕食も自宅で摂ることがほとんどです。

でも長男の方は、理系ですので日々実験で大忙し。研究室に所属して7年目になるのですけれど、大学暦などとは無関係にラボに通う毎日です。土日祝日もあまり関係ありません。帰宅が深夜に及ぶことも多いですし…いえ、帰れればよい方で終電を逃してラボに泊まることも多々ありました。
さすがに今はやりくりが上手になったのか、実験データを持ち帰ってでもラボに泊まらずに済むように…と工夫しているようです。そのかわり、朝早くラボに向かうように心がけているらしく、ずいぶん早起きになりました。

何年か前、家で用意してある夕食を食べられない(帰宅が遅くて)日が続いたことがありました。きちんと食事を摂っているのかと心配する私の気持ち、せっかく食事を作ってもらったのに申し訳ないと思う長男の気持ちがお互いに空回りして、つらい思いをしました。その頃から、長男が家で食べると言った日だけ食事を用意するという習慣になったのですね。お互いを思いやる気持ちがかえって相手を傷つけて悲しい思いをするのでは、救いがありません。

試行錯誤を繰り返しながら、私たちにとって最良のやりかたを探してきました。大げさなようですけれど、正直な感想です。家族みんなが心穏やかでいられるようなやり方、健康でいられるやり方を模索してきたように思います。慣れと精神的な成長も私たちを助けてくれて、今はよい形に落ち着いていると思えるようになりました。

それでも…いえ、だからこそでしょうか。
長男が家で夕食を摂ると言うと、ついつい張り切ってしまいます。ごちそうを作るということではなく、身体によさそうで元気をチャージできそうで、しかももちろんおいしいものを…と。ひじきの煮物であったり、みょうがのおすましであったり、鶏の照り焼きであったり…と、本当にいつものお惣菜ばかりであっても、できるだけバランスよく組み合わせちゃおう!と考えます。

今日がそんな日でした。
白いごはんといつものおかず。
同じ家に暮らしていても、なかなかゆっくり話す機会のない長男と次男。彼らの何気ない雑談もおいしさをプラスしてくれるスパイスとなって、楽しい時間が流れました。テーブルにつく家族がひとり増えるだけで、みんな嬉しい。そう思えることも嬉しい。

『こんなごはんが食べたかったよ、ありがとう。
いつものごはんはやっぱりおいしいね』
3週間ぶりに一緒に夕食を摂った長男の言葉は、最高のほめ言葉でした。

子どもがいくつになっても、おかあさんはおかあさん。
私はおかあさんなのだなぁとしみじみ思った夜でした。

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