11月22日は『いい夫婦の日』だと、あちこちで耳にしました。
夫婦の形は夫婦の数だけあるのでしょうから、それぞれが『いい』と思える夫婦になれれば万事OK!なのだと思う私です。
でも改めて『いい夫婦』ってどんな夫婦?と考えてみると、意外と具体像は浮かんでこないのですよね(←今さら…?)
30年ほど前、いい夫婦になりたいと願って結婚したはずですので、どこか目指してきたものはあるはずなのですけれど…。
私がありたいと願う『いい夫婦』は…。
思っていること、望んでいることは言葉にして伝える
夫婦は以心伝心…などと言いますけれど、それは無理なことだと思っています。もともとは他人ですし、もっと言ってしまえば相手は自分ではないのですから、言わなければわからない!と思っている方がうまくいくことが多いように思います。
『ありがとう』も『おいしかった』も言葉にして伝える方が、受け取った方はもっと嬉しい…そう思うのです。
長い年月を一緒に過ごしていくことで、口にしなくてもわかることは確実に増えていきますけれど、きちんと伝えなかったことが伝わらなかったからと言って腹を立てるのは違うと今でも考えています。
暮らしていくこと、子育てについての価値観が似ている
例えば私は『食べること=生きること』と言っていいほど大切なことだと考えています。ですから、そこにつながる食事の時間も大切だと思っています。食事を用意した人に感謝する気持ちを持つこと、『おいしいよ』と口に出して言うこと、お行儀よく食事をすること…などに関しての考え方が夫とは全く同じだったことは、今でもありがたいことだと思っています。
子どもを育てていくことについても、大切だと思うことの多くは一致していましたので暮らしやすかったです。
考え方が異なるところはしっかり話をして理解した上で、『我が家の価値観』を決めていければそれでよいのかもしれません。
家庭に何かが起こったとき同じような方向を目指して対処できる
全く同じでなくても構わないのです。でも自分には関係ない、相手に任せると無関心でいることはありえないことだと思っています。
夫が子どもたちの学校のこと、お友だちのことなどもよく知っていたおかげで、救われた場面もいろいろとありました。それぞれの両親のことについても、自分の親のことは自分がメインになって動きつつ、相手はできるだけフォローするという形ができつつあるのは安心なこと。
夫婦一丸となって一方向へ…というよりも、ひとりがひとつの翼となって二人で両翼、その翼を大きく広げてバランスを取りながら視野を広く持って進んでいくという緩やかな形を取りたいなと願っています。
お互いの趣味や考え方を尊重し、関心を持てる
共通の趣味を持っていることもすてきですけれど、別々の趣味を持っていることも必要だと思います。相手の趣味に関心を持って話を聞くことができれば会話も弾みますし、自分が知らない世界をのぞくこともできて楽しいのです。お互いが趣味の時間を確保するために、家庭内の用事は協力してさっさと済ませ、あとは各自で遊ぶ!という時間のある暮らしは気に入っています。
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…などと文字にしてしまうと、いい夫婦目指してとてもがんばってきたように読めてしまいます。
でもまぁ、そんなことはなかなか難しいもので、うまくいったりいかなかったり、いら立ったりいら立たれたり、怒ったり泣いたりを何度も繰り返しながら、何となく歩いていく方向ができつつあるのかなぁと思います。
昨日の『いい夫婦の日』、取り立てて何もしなかった私たちは、ニュースを見ながら驚いてばかりでした。
お花屋さんの『1年で最も売上がある日』だという話に驚き、毎年プレゼントを交換しているという話に驚き…。いつの間にそんな世の中に!?と。
来年は結婚30周年となります。
私たちなりの『いい夫婦』の形をちょっとずつ作っていけたら…と思います。