下鴨神社から京都御苑までは、交通機関を利用するほどの距離ではなさそうでした。
でも、こういう考え方をしていると、京都って結局全部歩いて回るはめになるのですよね。
見どころが多い街ですから、ちょっと歩くと何かの名所旧跡や寺院・神社に着いてしまいます。
やっぱり目的を絞って、上手に交通機関を使うのが賢いのかもしれません。
(歩きすぎて足がおかしくなった私の反省…)
それはさておき。
京都御所は3年ほど前から事前の申込みが不要の通年公開になったと知り、行ってみたいと思っていました。
京都御所のある京都御苑も、散策できたらいいな~と。
このあたりが、ガイドブックと地図だけで想像しながら立てる計画の無謀なところですね。
京都御苑に行く途中で立ち寄りたいところがありました。
梨木神社と廬山寺です。
ルート的には梨木神社 → 廬山寺となるはずのところ、梨木神社の入り口が見つかりません。
先に廬山寺にたどり着きましたので、まずそちらを参拝することにしました。
廬山寺に行きたかったのは、紫式部ゆかりの地だからでした。
現在の廬山寺は、紫式部の邸宅跡として知られています。
その場所で『源氏物語』や『紫式部日記』が執筆され、歌が詠まれたのかと思うと心が踊ります。

《源氏物語 執筆地》と記されていますね。

こちらは《紫式部邸宅址》と記されています。
御朱印もいただきました。

ご本尊である元三大師の御朱印です。
そして…。

紫式部邸宅址の御朱印。
さて、梨木神社を探さねば。
すぐ近くのはずなのです。
Google Mapによると、私は梨木神社の周辺をグルグル歩いているようなのですけれど、どこに入り口が…?
しかも私のGoogle Map…向いている方向がどうも安定していない様子です。
近くの道路で落ち葉掃きをしていらっしゃる方にお尋ねしてみました。

皆さん、あっち向いていらっしゃるから、あっちやと思うんですけどね
ようわからんのですわ
何と! そんなことってあり?
こんなに近くにいらっしゃる方がご存じないとは!?
でもまぁ、方向がわかりましたので、目を凝らしながら歩くことにしました。
そうしましたら、マンションがあり、その手前に《梨木神社》の矢印が!
細い道を入っていくと、無事到着です。
参道には《上田秋成終焉の地》ということで石碑がありました。


あぁ、よかった…。
迷子になるかと思いました。

二の鳥居で一礼して入ります。

神門です。
中には舞殿も見えています。
この奥の本殿に参拝しました。
境内には湯川秀樹博士の歌碑もありました。


梨木神社は《萩の宮》とも言われる萩の名所なのだそうですね。
そして、晩秋には紅葉もとても美しいとか。
どちらの時期も外してしまっていたのが、少し残念でした。
こちらでも御朱印をいただきました。

どこで御朱印をいただいても『ようお参りくださいました』と言っていただけます。
改めて、ありがたい気持ちになるものですね。
梨木神社と京都御苑はごく近くです。
…とここへきて、私は梨木神社の一の鳥居を通らずに、二の鳥居から入ったことに気づいたのでした。
ごめんなさいと改めて一礼です。
京都御苑へは、一番近い門-清和院御門-から中に入りました。

さ、京都御苑をのんびり散策して京都御所を参観しましょ。
そのときはまだ、そう考えるだけの気持ちと時間の余裕があったのです。
ただ、足の指先に不穏な痛みが生じてきていて、ずっと歩き続けるのは厳しそうだな…とも思っていました。
この後、広い広い京都御苑で方向感覚を失って必要以上に歩き回ることになる私…。
京都のお話はもう少し続きます。
この周辺は私が学生時代4年間過ごした土地なので、カモミールさんの京都チョイスが自分の思い出の地の連続でびっくりするやら嬉しいやら。梨木神社や廬山寺は在るのは知っていたけれど訪ねたことがなくて
お恥ずかしい限り。
京都御所内は確かに目標がないかもですね。京都御所のイメージといえば
玉砂利で歩きにくい。大学の時選択体育が御所のテニスで、宮内庁管轄のテニスコートでしたので、結構休講が多くそれだけが楽しみでした。いろいろ記憶が蘇ってきました。
自分語りですみません。
しかし、それにしてもカモミールさんのおみ足から悲鳴が聞こえて来そうです。
ほんわかさん
なんてすてきな場所で学生時代をお過ごしになったのでしょう!
宮内庁管轄のテニスコートで体育の授業だなんて、優雅過ぎる世界ですね。
京都御苑は完全に準備不足でした。
Google Mapがちょっとあてにならなかったことも想定外ではありましたけれど、それにしてももうちょっと下調べしておけばよかったです。
私の珍道中がほんわかさんの思い出を蘇らせるお手伝いになっているとしたら、嬉しいな~(*^^*)
長々としたブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
えぇ、えぇ。
足はもう悲鳴を上げていました。
1週間経った今も、後遺症が…。