大雨の中の即位礼正殿の儀。
当初の予定とはいろいろと変更されてしまったようですけれど、厳粛なものでしたね。
まるで平安時代あたりにタイムスリップしたかのようでした。
この大雨では、祝賀パレードを来月に延期しておいたのは、かえってよかったかもしれません。
さて、庶民の私。
この大雨では、ウォーキングもままなりません。
小雨になったタイミングをついて、短めに済ませてきました。
そうすると、時間も気持ちもゆったりと流れますね。
こんな日は、ちょっと長めに字の練習をすることにしました。
私が今使っているテキストはこれです。

2013年に発行された本ですから、ずいぶん古いもの…という感じでしょうか?
文章の7割を占めるというひらがながきれいに書けると、全体に美しく見えるのではないかということ、やはり実は漢字よりもひらがなの方が難しいと感じたことで選んだテキストです。
このテキストの前に、1冊終わらせたものがあります。
それがこちら。

どちらも同じ青山浩之先生のお手本です。
当時、NHKなどでも美文字の特集などに出演されていました。
(今も…でしょうか? あまりテレビを見ませんので…)
この先生の字がとても素直で伸びやかで(…って素人の私が言うのも変なのですけれど)、大好きになったのですね。
それで、こちらのテキストを購入したのです。
もちろん書き込み式のテキストなのですけれど、一度しか使えないのはもったいなくて、まずコピーを取ってそれで練習しました。
全部終わってから、直接書き込んで練習。
ですから、2周したことになります。
今使っているテキストも同じ方法で取り組んでいて、今が2周目。
あと半分くらいで終わります。
それでもまだ、時々確認しないとペンを持つ手に力が入っていたりしますし、
まだまだ上手に書けるようになった気がしません。
書店に行くと、『〇〇日で驚くほど字がきれいになる』とか『コツをつかめば一瞬で…』のような本がずらりと並んでいます。
でも、本当にそうなのかなぁと思います。
ものすごく悪筆(失礼!)の人であれば、ちょっとしたコツ…というか、丁寧に書こうという姿勢だけでもぐっときれいな字が書けるはず。
そうではなくて、そこそこまともに書けるのだけれど…という人が上達するには、やはりコツコツと練習を重ねるしかないと思うのですよね。
すぐそばにお手本を置いてなぞりながらとか見ながら…ですと、それなりにきれいに書けるようになってきても、いざ自分だけで書こうとするとなかなかうまくはいきません。
さらに、日常生活で使えるほどのスピードで書けるように…と考えると、なおさらです。
パソコンやスマホ全盛の今の時代に、手書き文字をそんなに練習してどうするの?と思われるかもしれません。
それでも、ちょっとしたときに書く自分の文字にがっかりしたくないこと、人目に触れさせることを恥ずかしいと思いたくないこと、そして字を書いていると心が落ち着き、穏やかになってくること。
これが、たとえ1日10分でも字の練習をする理由です。
次のためにもう1冊テキストを用意してはあるのです。
でも、未だにペンの持ち方に自信のない私、こういうDVD付きのテキストを先にやってみるのもいいのかなぁ…なんて考えているところです。
まぁ、字にもセンスというものがあるでしょうからね。
これ以上の上達はもう難しいのかもしれません。
好みの文章を書き写して慣れていくという方法もありかしらね?とも思っています。
ちなみに長男は、今日が祝日だということを知りませんでした。
通常通りの勤務なのだそうです。
まぁね、そうね、カレンダーは赤い文字ではないものね。
それにしても…。