お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
午後、少しだけ青空が見えました。
その頃からは気温も上がってきたようでしたけれど、お昼過ぎまでは何となく肌寒く、今日も6月とは思えないお天気。
暑くないのは嬉しいですけれど、4月上旬並みなんていうのは、ちょっといきすぎね。
明日は少しだけお天気がよくなるようですね。
久しぶりにお陽さまが見られるでしょうか。
お休みの次男は、ぶらりと鎌倉へ出かけるのですって。
いいわね~。

私は、普段の夕食ではできるだけ一汁三菜の献立を意識してきました。
もちろん、一汁二菜になることもありますし、汁物なしで四菜となることもありました。
それでもそこそこの品数を用意するのが、専業主婦としてメインでお料理する私の仕事だと思い込んでいたところがあります。
でも、更年期に入った頃からでしょうか、その一汁三菜の献立が浮かばなくなってきて、献立を考えるのも辛くなってきた時期があったのですよね。
今も更年期真っ最中の私ですけれど、やる気のない日は食卓を整えるのがとても苦痛だったりします。
それでも品数を極端に減らすと、罪悪感のようなものに駆られてしまってそれも辛い…。
一日中、今日の夜は何を食べよう、明日の夜は何を食べようと考えるようになってしまったりして。
私が一汁三菜の考え方を知ったのは、多分母から教えられたからだと思います。
やはり専業主婦だった母は、お料理にとても力を注いでいました。
身体もあまり丈夫ではありませんでしたのに、食卓はいつも豊かでおいしく、楽しかった。
今考えますと、とても辛かった日もよくあったのではないかなと思うのですけれど。
私のお料理のお手本は、やはり母の整える食卓だったのだと思います。
ですから、結婚してから…というよりも母親になってから、本当に一生懸命にお料理をしてきたのですよね。
何を作ろうか決まらず、泣きたくなるような日もあったような気がします。
今週月曜日のNHKあさイチで、《今どきの当たり前》というテーマで一汁三菜が取り上げられていました。
とても興味深く、家事の手を止めて見ていました。
それによりますと、一汁三菜の考え方は1978年の『きょうの料理』で家庭向きの懐石料理として紹介されたのが、おそらく最初とのこと。
一汁三菜というのは、茶の湯の場で来客をもてなす懐石料理の品数であり、家庭にも取り入れてみませんかという形で紹介されたのだそうです。
つまりは《ハレの日》のお料理として紹介されたわけですよね。
それ以前は、もっと質素な食卓だったということでした。
その一汁三菜の考え方がこんなにも広まったのは、1985年に発表された『1日30品目を目標に』という指針と合わさったことが原因だったと思われるというお話でした。
そして、これがたくさんの品数を毎日並べなければならないという考え方に皆がなっていったのではないかということでした。
ちなみに、『1日30品目を目標に』という文言は、2000年には削除されているそうです。
な~んだ、そうだったのか。
一汁三菜という考え方が意外にもかなり新しいものであることを知って、驚きました。
また、日常の食卓の概念としてではなく《ハレの日》のものであったということも。
私がずっと囚えられ続けてきた一汁三菜の考え方…もっと緩やかに考えてもよいものなのだな~。
カレーライスや冷やし中華、親子丼も広い意味では一汁三菜になるというお話も、参考になりました。
もっとも、冷やし中華や親子丼単品では、お野菜が圧倒的に足りないのでは?という思いは、今でも変わりませんけれど。
それでも結局のところ、番組では一汁三菜にする工夫を紹介したりしていましたから、やっぱり一汁三菜推進派?
まぁ、要はさまざまな食材を使って、バランスのよい食事を摂りましょうということだと、私は理解しました。
でもそうすると、自然と品数が増えますよね?
何もかも一品にごちゃごちゃ混ぜていってもおいしそうにはなりませんもの。
それに、食卓におかずがちょこちょこと並んでいると、何だか楽しくありませんか?
とっても疲れていたりすると、食べるのが面倒だったりするのかしら。
多分私はこれからも、一汁三菜的な食事を作り続けるような気がします。
それでも今までとは違って、もっと軽い気持ちで作れるようにも思います。
できない日は品数が少なくても罪悪感を覚えなくて済みそうな…。
例えば1週間トータルで栄養のバランスが取れていればいいかな…程度の緩やかさで、お料理に向き合っていきたいですね。
日々の献立に迷うことには変わりはありませんけれど、私の気持ちを少し楽にしてくれた特集でした。
それにしても刷り込みって恐ろしいですね~。
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