お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
ここ数日に比べると少し気温は低いようですけれど、家の中から見ている限りではお陽さまの光に力強さを感じます。
そして、とても暖かそうに見えます。
昨日と今日(現時点まで)は義両親のバタバタに付き合うこともなく、心穏やかに過ごせていることがありがたいです。
少し疲れのたまった身体を、今のうちに休めておきたいな~。
昨日、実家の母と電話をしました。
今週2回目です。
先週の土曜日に新型コロナウィルスの3回目のワクチンを接種しましたので、日曜日に電話したのが1回目。
父も同じ日に接種したのですけれど、2人とも特に副反応らしいものも出ていないということで、一安心していました。
そして昨日は、念のためにその後変わったことはなかったかを聞きたくて。
結局、接種した箇所が少し痛んだ程度で終わったようで何よりでした。
さて、このブログにも書いてきましたけれど、昨年母は入院したりリハビリしたりと大変な年でした。
まず8月に転倒して背中の圧迫骨折をし、少し落ち着きかけた9月には再度転倒して腰部圧迫骨折と骨盤骨折で入院しました。
そして10月にはリハビリテーション病院へ転院して、ほぼ終日リハビリに励む日を過ごしたのでした。
もう少し入院していた方がよいという、病院の方の説得を父がなかなか納得できず、結局早めに半ば強引に退院してしまったのですよね。
もう少し近ければ、頻繁に様子を見に行けるのに…という思いもありつつ、両親は東京から私が訪ねて行くことを今でも少し怖がっている部分もあり、せめて電話だけでもこまめにかけるようにしているところです。
そんな母は、度重なる圧迫骨折の影響もあり、かなり背中が曲がってしまっています。
家の中では時折伝い歩きをしながらも、何とか自力で歩いていますけれど、外出時には歩行器が必要、それも長距離・長時間は歩けません。
また、耳もかなり遠くて本人が言うにはほとんど聞き取れないとのこと。
でもスマホの音声だけは聞き取れるらしいのが不思議なのですけれどね。
先日通院した病院の先生には、「〇〇さん、それでもここまで自分で歩いて来たんでしょう?それだけでもすごいことだよ!よくがんばっているよ」と褒めていただいたと、嬉しそうでした。
私もそう思うよ~!すごいことよ~と、私もうんと褒めました。
昨日はおひな祭りでしたね。
我が家は息子しかいませんので、昔から3月3日に何かをするという習慣がないのです。
おひなさまだね~と言いつつ、普通の食事をするだけ。
でも母が電話で言うには、「干し椎茸を戻しているから、あとで甘く炊いてちらし寿司でも作ろうと思って」と。
曲がった背中、ずっと立っているのは辛い足腰の状態ですのに、そんなことを言うのです。
「おかあさん、がんばるね~」と私が言いましたら。

ここ何年か、記念日とか行事のたびに思うのよ
あと何回、こうやっておとうさんとお祝いできるかなって
おとうさんも私のお誕生日にケーキを買ってきてくれたりするしね
だから、できることに限りはあるし豪華なことはできなくても、できる間は簡単にでもお祝いしていきたいと思っているの
おひな祭りだからとピンクのお団子やひなあられも用意したとのこと、何だか胸がつまって涙が出そうになりました。
母は身体を片手で支えた状態でしかお料理ができないのに、それでも父との時間をそんなに大切にしようとしているのだなと、母の思いを改めて知りました。
そして、日々楽に流れている我が身を反省もしました。
86歳になった母が限界といえるところまでがんばっているのに、私は何をしているのだろうと思いました。
自分の身体が辛くても、娘の私のことを心配して義両親のことでがんばりすぎないようにと、いつも言ってくれる母。
どこから情報を得ているのか、さまざまなアドバイスをくれる母。
私の大したことのない愚痴をうんうんと聞いてくれて、「Camomilleはよくがんばっていると思うよ」と励ましてくれる母。
私は、実家の両親のこともできることはできるだけ手伝っているつもりになっていました。
でも、まだまだ私の方が助けられていますし、支えられています。
教えられることがたくさんあります。
昨日の母の言葉に、それを思い知らされたような気がします。
次男との話の中でも、《いくつになっても子どもは子ども》と感じた私でしたけれど、母と私も全く同じ関係なのだなぁと感じたできごと。
私ももっとささやかな日々の暮らしを大切にしていかないと…そう感じた母との電話タイムでした。