80代半ばになる母は、父と一緒に隣の県に住んでいます。
もともとは、私が高校時代までを過ごした西日本の街で暮らしていたのですけれど、弟夫婦が自分たちの住まいの近くで暮らさないかと呼び寄せてくれたのです。
もう15年以上も前になるでしょうか。
弟も私も、もう両親のいた街へ戻ることはありません。
だんだん高齢になっていく両親、少しでも近くにいてくれればやはり安心です。
父と2人、元気なうちにこちらでの暮らしも楽しめるよう、少し早めに引っ越してくるのがいいという弟たちの気持ちでした。
ただ実際は、母も自由に動いて私と一緒に美術館へ行ったりできたのは、最初の5~6年くらいだったでしょうか。
それも後半は、私が母の家の最寄り駅まで迎えに行って、また送っていけば…という感じでした。
骨粗鬆症が原因で、腰の圧迫骨折を複数回したりしたせいで、だんだん背中が曲がり、痛みもあって、だんだん長く歩けないようになってしまいました。
それからは私たちが訪ねていかなければ、なかなか会うこともできません。
片道約2時間、ちょっとゆっくりおしゃべりでもしようと思うと、丸1日必要ですので、思ったほど訪ねていけないのが現状。
できるだけこまめに電話をかけるようにはしているのですけれどね。
前置きが長くなりました。
いつもの年でしたら、お正月に会った後、少なくとも3月頃に一度、ゴールデンウィークにはできるだけ家族揃って一度会いに行くのが恒例となっています。
でも今年は、新型コロナウィルスの影響でお正月以来会えていません。
もし私たち家族の誰かが感染者で、持病のある両親に感染させてしまったら…。
濃厚接触者にさせてしまったら…と考えると、行くことを躊躇してしまいます。
そして両親も、しばらく前から母のデイサービスはお休みし、ヘルパーさんもお断りして暮らしているくらい注意していますから、息子夫婦や娘家族といえども長時間接触したくはなさそうな様子でもあります。

- デイサービスでやっている筋トレは続けてね
- 少しはお散歩に出てね
- ベランダででもいいから、外の空気を時々吸ってね
私が電話で言えるのはこのくらい。
幸いなことに、両親とも体調はよいようで、ご機嫌に暮らしてくれていてホッとしています。
ただ、お散歩といってもごく短い距離しかできませんし、目も耳も悪くなっていますので、なかなか日常の生活に楽しいことが見出しにくい母。
何か少しでも明るい気持ちになってもらえる方法はないかと考えて、お花を贈ることにしました。
ちょっと(かなり?)早いですけれど、母の日のプレゼントも兼ねて。
母の負担を軽くするために、プリザーブドフラワーを選びました。
そうすれば、重い花瓶を扱う必要も、水やりの必要もありませんし、何と言っても長持ちしてくれますものね。
いろいろと探して贈ったのはこちらです。

このピンクのお花を贈りました。
オレンジもビタミンカラーでステキだな~と迷ったのですけれど、穏やかに明るくしてくれそうなのはピンクかしら?と。

こんな風にクリアケースに入れて、母の日用のギフト仕様で送ってくださるとのこと、ケースに入れたまま飾ることができるのもいいなと思いました。
昨日、本来の母の日より1か月も早く届けてしまったお花(^_^;)
母は、とても嬉しそうな声で電話をくれました。
ちょうど飾っていた小さなお花の色が褪せてしまって処分し、寂しくなったと父と話していたところだったと。
そして、なぜか父がとても喜んでくれているそうです。
『かわいいな~、きれいだな~』と何度も口にしていると聞いて、私も嬉しくなりました。
父がお花を愛でる人だという印象はなかったのですけれど…娘からだと思うとまた違うのでしょうか?
今は会いに行けないけれど、この騒動が終息したらすぐに行くからね!
それまで、時々でもこのお花を眺めて、癒やされてくれるといいな~と思います。
私も、早く実物を見たいです(*^^*)
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いつもありがとうございます。
お部屋がフワッと明るくなりそうな、
綺麗なピンクのお花ですね。
お父様もとても喜んでくださったとのこと。
よかったですね。
ご両親への素敵なプレゼントになりましたね。
重苦しい毎日ですが、世の中が落ち着いたら、
ご両親にもきっと会いに行けると思います。
あともう少しの辛抱です。
頑張りましょうね(^^)
つぶあんこさん
今日はまたすごい雨ですね。
家におこもり決定!です。
お花、実物を見ることができずに決めてしまいましたので、実はいろいろと心配でした。
色はきれいかなぁとか、ちゃんと大きなお花がこんもりと使ってあるかなぁとか。
そうしたら、今朝父から写真が送られてきました。
店舗の写真にあったような、きれいなお花でホッとしました。
この騒動が終息するのがいつになるのか、それも先が見えなくて落ち着きませんけれど、
今はみんなが辛抱しているときですものね。
先の楽しみをたくさん作って、過ごしましょうね(*^^*)