『牡蠣フライが食べたいな~』
同じ家に住んでいるとは言え、月に2・3回一緒に夕食を摂れればよい方…という長男からこんなリクエストをされたら、『OK! 了解!』と反射的に返事をしてしまいます。
相手はいい年をした大人(28歳)の息子…。
それでも!です。
ま、おかあさんってそんなもの…ですよね。
学部4年生になる直前に研究室に所属してからというもの、それはそれは忙しい毎日を送ってきました。
夕食を家で摂れる日も極端に少なくなって、自宅から通学することすら負担になっているのでは!?と思わずにはいられない日々でした。
あれから7年、博士課程も最終盤にいます。
来春には卒業を控え、4月からは東京を離れて就職することも決まっています。
長男自身、精神的にとてもたくましくなりました。
どんなに忙しいときでも、イライラした顔や態度を見せることなく、淡々と生活できるようになりました。
一時期余裕をなくして、家族のことを思いやる気持ちを見失いそうになって苦しんでいた姿はもうありません。
そして、その迷走しているかのような暮らしを辛い思いで見ていた私も、今はもう何の心配もなく彼の生き方を見守ることができるようになりました。
親子ともども苦しい時期を何とか乗り越えてきたのだと、卒業の時を前にして嬉しく思っています。
何だか大げさな話になりました。
そうそう、牡蠣フライ。
昨日銀座に出かけた帰りに、渋谷に立ち寄って立派な牡蠣を手に入れてきました。
いやもう、ほんっとに立派な(大きな)牡蠣。
フライにしても見栄えがします。
牡蠣とはお友だちになれそうにない…という次男は、今日はちょうど高校時代の部活仲間との飲み会でした。
…ですので、心おきなく牡蠣フライの宴…です。
自家製のパンを挽いて作ったパン粉を使いましたので、とても香ばしくそれでいて軽い衣の牡蠣フライとなりました。
大きな牡蠣は、衣をつけて揚げるとさらに立派になります。
何だかとっても豪華な夕食となりました。
ささっと作ったタルタルソースもなかなかおいしくできて、満足です。
副菜としてはかぼちゃの煮物やもずく酢、大根のおみそ汁…という、本当にいつもの夕食だったのですけれど、長男が満足げに楽しそうに平らげてくれたのが何よりでした。
明日の実験に備えて、しなくてはならないことがある…という長男には失礼して、夫と私はシーフードにも合いますよ♪という白ワインも開けちゃいました。
普段はあまり口数が多いとは言えない夫ですけれど、長男と一緒に食卓を囲めるのは嬉しいのだろうな…と見ていて思います。
そして、その長男が春には家を離れるということの寂しさも感じているのだろうと。
…と言うかね、いつも私の話し相手となっている長男が家を離れたら、私が寂しがるのではないかと心配しているのかも!?
まぁ、そのあたりはその時にならなければわかりません。
私は、春までの間に自分自身の楽しみをできるだけたくさん見つけておこうとがんばっているところです。
牡蠣フライ、そういえば久しぶりに作りました。
少しだけなら買ってきたほうが早いし簡単!と思っていましたけれど、やはり自分で作った牡蠣フライは格別のおいしさでした。
また作ろうっと。
さて、あっという間に週末はおしまい。
昨日は銀座で遊んで来ちゃったし、今日は細々した家事に追われちゃったし…。
でも、先週末に印刷だけはしておいた年賀状もこの週末で書き終えてスッキリ!です。
仕事の繁忙期はまだまだ続きますけれど、今週は何とかお休みを1日勝ち取りたいと思いま~す。