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高齢の両親のこれからの暮らし方を考える⑤

東海道山陽新幹線が、大変なことになっていましたね。
静岡付近という1か所での大雨が、全線運転見合わせという大きな影響を及ぼすとは…。
昨日から引き続いての運転見合わせが、余計に混乱を起こしたのかもしれませんね。

私の夏季休暇に合わせて、なぜか2度目の夏休みを取っていた夫は、今日から仕事再開です。
とは言え、今日もまだお休みの方が多かったようで、拘束されたのは短い会議が1つだけ。
半分お休みのような動き方をしていました。

次男と私はのんびり休暇🎵
次男の風邪症状は、劇的に改善しました。
やっぱりコロナでもインフルエンザでもなかったのね~と、改めて思って一安心です。
本当にヒヤヒヤしましたよ💦

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さて、数年前から気にしつつ、なぁなぁになっていたこと。
高齢の両親のこれからの生活について考えること。
今年のゴールデンウィークから、弟とタッグを組んで本格的に取り組み始めました。



資産管理について考える

両親の資産を子どもたちが管理するということ

まず弟と私が考えたことは、両親の資産を安全に管理することでした。
万一認知症になってしまったり、他の病気によって突然判断能力をなくしてしまったりした場合、最悪《資産凍結》という状況に陥ります。

そうすると、諸々の手続きが行えないという状況に見舞われるおそれがあります。

介護サービスの支払いができなくなる

介護施設や訪問介護サービスなどへの支払いができなくなったり、医療費の支払いができなくなったりするかもしれません。
そうすると子どもである弟や私が立て替えることになります。

家の売却ができなくなる

家を売却してその資金を介護施設の費用に充てたくても、売却そのものができなくなってしまいます。
想定していた施設に入れないとか、思うようなサービスが受けられないという状況になることも考えられます。
また、家の維持・管理費の支払いなどの負担も増えます。

こうした状況を防ぐために、子どもたちである弟と私が法的に有効な方法で、責任をもって両親の資産を管理することを考えようと思ったのです。

私たちの最終目標

私たちが最終的な目標にしていたのは、《財産の凍結》を防ぐとともに、希望する介護や医療サービスを自由に選べるように備えたいということでした。
これから先、両親がどこでどのように暮らしたいのか、どのようなサービスを望むのかということは、まだ話し合わなければなりませんでした。
でも、それらをできる限り叶えたい。
両親の希望に沿う形で、今後の生活をできるだけ安心・安全で充実した楽しいものにしてほしい。
弟と私の共通した思いは、ただただここに集約されていたのです。

どの制度を使うのかを考える

両親の資産管理に子どもたちが加わるとして、どの制度を利用するのか、3つの選択肢について考えました。

成年後見制度

よく耳にする制度ではありますけれど、早い時点で私たちの選択肢からは外れました。
その主な理由は…。

  • 家族であっても自由に資産を管理できなくなる
  • 途中解約ができない
  • 制度の利用費用が高く、初期費用・月々の費用ともに負担が大きい
  • 2022年9月に国連から廃止勧告が出されている制度である

ということでした。

民間の信託サービス

一応検討はしましたけれど、やはり早い時点で使わないことにしたサービスです。
信託費用がやや大きいことが理由です。
資産の◯%などの大きな金額がかかります。

もっと利用しやすく、安心で費用のかからない方法があるのではないかと考えました。

家族信託

私たちが選択しようとしていたのはこの制度です。
メリットだと考えた点は…。

  • 法的な制度である
  • 遺言効果もあるので、両親の意思を尊重した資産管理ができる
  • 両親と子どもたちがお互いに納得して進められる方法である
  • かかる費用が少ない

特に、必要経費が少ないということは、とても大きいメリットだと思いました。
成年後見制度では10年間で400万円前後~800万円近くかかるのに対して、家族信託では初期費用の30万円~100万円程度のみで対策できるのです。
しかもこの初期費用は、自分で準備をすることで数万円に抑えることができ、無駄な費用をかけなくて済みます。

形としては、子どもたちが両親の資産を預かり、管理・運用を代行できる権限を両親が私たちに与えるだけということです。
もちろん所有権は両親のまま。
万一、両親に判断能力がなくなっても、私たちが両親の資産を両親のために有効活用することができるというわけです。

ところがどっこい、スムーズに事は運ばない

弟はこうした資産管理の方法について、わかりやすい詳細な資料を作って準備してくれました。
耳の遠い母にもわかるようにと、タブレットで音声を文字に変換する用意もしてくれていました。

ゴールデンウィーク初日に4人が実家に集まっての話し合いは、そこそこまとまったように見えました。
でも父の口から出た言葉は、《1か月くらい考えさせてほしい》ということでした。
その気持ちもわかります。
初めて聞いた制度、しかも資産を子どもたちに預けるという重大な案件ですからね。

ですから、私たちもおとなしく待つことにしました。
でもこの後、すったもんだの状況に陥ることになるのです。


この続きはまた…。



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