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高齢の両親のこれからの暮らし方を考える⑧

9月になりましたね。
日中の暑さは相変わらずですけれど、今朝は少し涼しい風を感じました。
今年の夏はやっぱり記録的な暑さだったようですね。
昨日の気象情報で、8月は真夏日が31日…つまり全ての日が真夏日だったと言っていました。
例年、8月後半になると時々見られるホッとできる日がないな~という実感は、事実でありました~。

最近は、2学期が8月中に始まる学校も多いようで、我が家あたりももう給食が始まっているみたい。
いくら教室にエアコンがあっても、暑いだろうな~と心配してしまいます。

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家族信託の信託契約書

今日弟から連絡があり、公証役場での最終手続き日が決まったとのことでした。
私の住民票の写しを送ってほしいという依頼も。
これで、信託契約書が作成され、次は法務局での手続きに移るそうです。
こちらは、2~3回差し戻されるのが恒例(?)らしいのですけれど、ここまでくればもう安心してよさそうです。

これで、高齢の両親の資産管理に関する心配はかなり減りました。
弟と私で、責任を持って大きなお金と不動産を管理していくことになります。

両親はこれからどこでどのように暮らすのか

次に考えてなくてはならないのは、両親の《終の棲家》問題です。

両親の気持ち

80代後半ともなると、日常生活に多少なりとも不安な部分がでてきて当然です。
ただ、父と母とでは介護度や健康さ、元気さも異なっていて、今後の暮らし方に関する考え方も違っているのだろうな…というのが、弟と私の一致した考えでした。

ですから、まずは両親それぞれの気持ちを確認するところから始めました。
実はこのステップは、家族信託の話と同時進行でやっていました。
時間をかける必要のある、重要な部分だと考えていたからです。

父と母、それぞれから単独で話を聞いて、お互いに相手がいては話しにくいことも話してもらえるように工夫したりしました。

このままマンションで暮らしたい父

定期的な通院はしているとはいえ、年齢の割にはとても元気な父。
今でも2時間や3時間歩くのは平気だと言い、暑い中でも歩いたりして母を心配させています。
家の中のお掃除やお風呂掃除などの家事はほとんど父がしている状態です。

ただ、お料理についてだけは母のヘルプ程度。
でもこれは父のせいではなくて、母のこだわりの強さからくるものなのですよね。
母はお料理の手順や味付けに自分なりの方法があって、それをどうしても譲れないのです。
仕事を辞めるまでは、お料理は母に任せっきりだった父には荷が重すぎる話。
私だって、母の気に入るようにできる自信はありません。

母の代わりにお料理ができるようにと努力していた時期もありましたけれど、母のあまりの細かさに音を上げました。
それは仕方のないことだと思っています。
でも、自分の食事だけなら作ることはできるし、買ってきたものでもおいしく食べられる!と言い切る父の希望は、このまま今のマンションで暮らし続けることでした。

介護施設に入ることを考えたい母

私たちが考えていたように、母の気持ちは父とは異なっていました。
圧迫骨折を繰り返して曲がってしまった背中と腰には痛みもありますし、耳もとても遠くてあれこれ試した補聴器もあまり役立っているとは言えません。
日常生活にもかなりの不便を強いられています。
お台所に立つことが辛くなってきているのは、数年前から聞いていました。

それでも細かい手順や味付けを譲れない母は、自分で作ったお料理しかおいしいと思えなくなっています。
ミールキットを買ってみても、そこに自分なりの味付けを足さずには食卓に出せない人です。
宅配のお弁当を頼んでみても、ほんの1週間もするとやっぱり…と断ってしまいます。
(これは、父も同じでなかなかおいしいと思えないそうです)

それならお料理を専門にしてもらえるヘルパーさんを自費ででもお願いしたら?と言ってみても、外から人が入ることを好まなかったり、面倒がったりするのですよね。

以前から、入浴やお手洗いに手を借りなくてはいけなくなるようなら、介護施設に入ることを考えたいと言っていました。
今はまだ自力でできていることですけれど、その前にお料理をすることがかなり負担になってしまっている様子。
さらに、耳が遠いことから、父に何かあったときに救急車は呼べてもその後の対応ができないことをとても不安がっていました。

ですから、リハビリを重視していて、お食事のおいしい介護施設を探して入居することを望んでいました。
仮に父がマンションで暮らしたいと言っても、母自身は介護付き老人ホームに入りたいとはっきり口にしました。

弟と私の思惑

弟と私は、両親が同じ場所で暮らしてほしいと考えていました。
父がひとりでマンションに残るとすると、それこそ何かあっても誰も気がつかないということが起こり得るからです。
その対応としては、朝晩に安否確認をすること、できるだけこまめに会いに行くことくらいしか思いつきません。

また、父と母が会えない時間が多くなることも気になっていました。
母が介護施設に入居したとすると、その場所によっては父が訪ねていきにくくなって、一緒に過ごす時間が減ってしまいます。
できれば義両親のように、2人揃って同じ介護施設に入居してくれれば…と考えていたのですよね。
子どもの立場としての勝手な思いではありますけれど。

なかなか着地点を見出だせない

4人それぞれが思いを伝えていく話し合い、それぞれの考え方が近づいたり離れたりしながら平行線をたどります。
なかなか、『こうしよう』という着地点を見出だせずにいました。

その間には、父がイラついて『わかった!もうおかあさんと同時にホームに入るわ!』と言い出すことも。
お手洗いに立って戻ってきたと思ったら、突然言い出したことでしたので、半ばやけっぱちで言っていることはあとの3人にはわかります。

『大事なことなんだから、そんな投げやりにならないで、落ち着いて決めようよ』という弟も、やはり苛立ちを隠せなくて。
いずれにしても、どんな介護施設があるのかを手分けして探してみようということだけは意見の一致をみました。
両親が探すのは難しいと考えていましたけれど、母は新聞のチラシなどで目についたものを集めていました。
ですから弟と私がメインになって、情報収集することに。

こうした話し合いは、主に7月に集まった日に進めました。


少しずつ次の段階へ進んでいくことになります。



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