お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今日の東京も空気が冷たいです。
日向を歩いているとそうでもないのですけれど、冷たい風も吹いていて、思わず肩をすくめてしまいます。
今年の冬は、いつもより寒いような気がしますね。
午前中にウォーキングをしました。
胃が痛かった間あまり食事を摂っていなかったせいか、何だか足に力が入らない感じで、ふにゃふにゃと歩いていたかも(^_^;)
それでも太陽の光を浴びて、外の空気に触れることは大切だな~と思えた時間でした。
次男は小学校1年生の時の担任の先生と、今でも年賀状のやり取りをしています。
年配の男性の先生だったのですけれど、大好きな先生だったのですね。
今でもお年賀状には『ご両親はお元気ですか』とも書いてくださっているそうで、ありがたい限りです。
親による本の読み聞かせを2年間続けるきっかけとなった先生でもありますし、上野の美術館でばったりお会いするという偶然もあったりして、私たちも勝手にご縁が深いように感じています。
その先生が、最初の保護者会の時におっしゃったのは、『僕は読み書きそろばんがとても大切だと思っています。新しい学習が次々に出てきていますが、読み書きそろばんをしっかりと固めていく方針で1年間を過ごしていこうと考えています』というようなことでした。

それを聞いて、私はとても嬉しかった。
私の子育ての方針も、同じだったからです。
私の考える『読み書き算盤』とは、子どもの学びで重要な基本ということです。
読む=文字・文章を読むこと。漫然と読むのではなく、文意や心理描写なども正しくとらえること。
書き=内容を整理し、自分の考えを明確にしながら文章を書くこと。正しく美しい文字で丁寧に向き合って書くこと。
算盤=数字を正しく把握し、理屈を理解して正しい答を出すこと。
それぞれの年齢に応じた『読み書き算盤』があると考えています。
例えば幼稚園の頃であれば、泥団子を作ったり、園庭にある木に登ったり、落ち葉と戯れたり、虫や動物と触れ合ったりということも大切な経験です。
そこには『読み書き算盤』はありませんけれど、でもそれが幼稚園時代の『読み書き算盤』なのだと思っていました。
文字が読めなくても、親が本を読んでやることで、絵本の世界で遊べばよい。
文字が読めない間の世界は貴重な時間です。
読めるようになってしまうと、絵本もそのお話のとおりにしか見えてきませんけれど、文字が読めなければ絵を見ながら自由な発想で、空想の世界で遊ぶことができるのですから。
ですから、次男には特に積極的には文字を読むこと、書くことは教えませんでした。
それでも自然に読めるように、書けるようになっていきますし、小学生になってきちんと文字の書き方を習ったときには、それは見事な字を書いて見せました。
先入観とか変な癖がついていないので、お手本どおりにすんなり書けたのだと思っています。
(長男は文字にとても興味を持っていて、知らないうちにさっさと字を覚えてしまいましたけれど、もったいないなぁと思っていました)
小学生になっても、年齢以上に難しい内容をこなしていく必要はないと考えていました。
今の学年・年齢で学ぶべきことをしっかりと覚え、理解して自分のものにしていくことが何より大切なのだと。
例えば、上の学年で習う算数の公式を使って問題が解けたとしても、その公式の理屈がわかっていなければ意味はありません。
自分でその公式を導き出してこそ、使う価値があるのです。
とにかく今の年齢相応のことをきっちりと仕上げていくことが大切だと思っていました。
今の年齢で学ぶべきことは、その学年の基礎であり土台です。
土台をしっかり固め、裾野を広げておけば、その上には高く高く知識を積み上げていくことができます。
先を急ぐあまり、土台に抜けがあったりぐらついていたりすると、知識を積もうとしても途中で崩れてしまう…私はそう思っていました。
ですから、息子たちにはその学年の勉強をとにかくしっかり、特に漢字や計算といった基礎的なことはみっちりと学ばせ、余力で少し難度の高い問題をさせるようにしてきました。
それは、私が息子たちの勉強を見ていた中学校3年生の1学期まで変わらない方針でした。
その考え方が正しいのかどうかはわかりません。
でも今でも、子どもの成長段階に応じた『読み書き算盤』があると思っていますし、それぞれの年齢に対応した内容と難度を見極めることが大切だとやはり思います。
そして、それを疎かにしては子どもは伸びていかないとも考えています。
こんな親に育てられましたから、息子たちは毎年夏休みにはとことん漢字の復習から勉強させられました。
小学校1年生から、今の学年の1学期までに習った漢字が全て完璧に書けるように、毎朝自作の漢字ドリルをしていたのですよね~。
今思うと、私もよく付き合ったものだと半ば呆れます(^_^;)
そのクラスの掲示物はみんなとても美しい字で書かれていましたし、子どもらしいのびのびとした絵が貼られていました。
先生が『読み書き算盤』を大切にしてくださったおかげなのでしょうね。
今年もその先生からのお年賀状の話になって、もう20年以上前になるあの頃のことをいろいろと思い出しました。
大人にとっても『読み書き算盤』ってあるのかもしれません。
日頃疎かにしている基本的なこと、きっといろいろとあるのだろうな~。
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