暮らしを豊かに彩ってくれる趣味・お気に入りのことあれこれ…そして思うこと

七十二候『金盞香』

七十二候 『金盞香』

11月17日から11月21日頃までは、七十二候では『金盞香(きんせんかさく・きんせんこうばし)』。
2019年は11月18日からとなっています。
七十二候のうちの第五十七候、二十四節気『立冬』の末候となります。

《水仙の花が咲き香る時期》という意味です。
ここでの《金盞》は春に咲くキンセンカではなく、冬の香り高い水仙を刺しているのですね。

水仙

よく知られている水仙は早春に咲くものですけれど、水仙には多くの品種があり、早咲きのものは11月頃から咲き始めます。

水仙は《金盞銀台》とも呼ばれ、中央の黄色い副花冠を黄金の盃に、外側の白い花弁を銀の台に見立てたものと言われています。

雪の中でも香り高く咲くため、《雪中花》という別名も持っている花です。

ところで、現在《キンセンカ》と呼ばれるのは、春に咲く黄色やオレンジ色のキク科の花です。
その花の色から、花全体を黄金の盃に見立てて名付けられたものです。

ナルキッソス

ここで、私の大好きなギリシャ神話からのエピソードをひとつ。

《ナルキッソス》は水仙の学名です。
ギリシャ神話に登場する美少年の名前です。
ナルキッソスは、泉に映る自分の姿に恋をしてそこから離れることができなくなり、やせ細って亡くなりました。
亡くなったあと、そこには水仙の花が咲いていたということです。
《ナルシシズム》の語源となったお話です。

英語では水仙のことをnarcissusと言います。
このエピソードに基づいたものでしょうね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA