二十四節気 『小寒』
1月5日頃は二十四節気の『小寒(しょうかん)』です。
池や川に張っている氷も厚みを増し、寒さが厳しくなる時期。
この日から《寒の入り》です。
《小寒》《大寒》を合わせた、節分までの30日間が《寒の内》。
《寒中》とも言います。
寒中見舞いを出すのも、この時期になります。
冬至を過ぎ、陽の気が起こり始めると、それに対抗して陰の気が強くなり、ますます寒くなると考えられていたようです。
小寒の氷大寒に解く
二十四節気『小寒』にちなんだことわざもあります。
『小寒の氷大寒に解く』というものです。
《小寒よりも寒さが厳しいはずの大寒の方がかえって暖かいこと》という意味。
転じて《物事が必ずしも順序どおりにはいかないことのたとえ》を意味します。
七十二候 『芹乃栄』
1月5日から9日頃までは、七十二候では『芹乃栄(せりすなわちさかう)』。
七十二候のうちの第六十七候、二十四節気『小寒』の初候となります。
《芹が盛んに生育する時期》という意味。
芹
《芹》の語源は、競り合うように群生することに由来するとも言われています。
春の七草では筆頭に数えられています。
春の七草
春の七草は有名ですね。
七草粥の材料にもなります。
子どもの頃から、この7種類を覚えて唱えた(?)経験のある方も多いと思います。
芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう・母子草)・繁縷(はこべら・はこべ)・仏座(ほとけのざ・田平子)・菘(すずな・蕪)・蘿蔔(すずしろ・大根)…これぞ七草…です。
七草粥
1月7日に七草粥を食べる習慣は現代にもあります。
古くは正月最初の子の日(ねのひ)の行事だったそうです。
中国から入ってきた《人日の節句》に合わせて、1月7日になったと言われています。
本来の七草粥は旧暦1月7日の行事ですので、新暦では立春を過ぎた頃となります。
新春に芽吹いた若い芽を食べることで、邪気を祓い、新しくたくましい生命力を身に着けて無病息災や長寿を願うものでした。
現在でもきっとその願いは変わらないのだと思います。
それに加え、年末年始の暴飲暴食(?)で疲れた胃を休ませる意味合いも加わっているのでしょうね。
1月7日にはスーパーにも七草粥セットが並びますね。
年が明けて1週間、あっという間だったな~と思う日でもあります(*^^*)
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