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七十二候『桜始開』

七十二候 『桜始開』

3月25日から29日頃までは、七十二候では『桜始開(さくらはじめてひらく)』。
七十二候のうちの第十一候、二十四節気『春分』の次項となります。

《桜の花が咲き始める時期》という意味です。
桜の開花を待ち焦がれる気持ちは、今も昔も変わらないのでしょうね。
古来人々に愛され、歌にも詠まれてきた桜が、ようやく花を開き始めます。

日本人と桜

桜を歌に詠んだ最初は、『日本書紀』までさかのぼります。
それ以来ずっと、桜は日本を代表する花であり、国花でもあります。

そんな日本人は桜を通して天候を感じ、表現することがあります。
《花冷え》《花曇》《桜雨》《花嵐》など…。
ここで使われる《花》は全て桜を指しているのですね。

また、散りゆく桜は《花吹雪》《桜颪(さくらおろし)》《飛花(ひか)》とも表され、水面に落ちて流れていく桜は《花筏(はないかだ)》と呼ばれます。

どれもそれぞれに美しい表現。
日本人がどれほど桜を愛し、身近に感じていたかということの現れでもありますね。

夢見草

桜の別名は《夢見草(ゆめみぐさ)》。
夢のように美しくもはかなく散っていくことからこのように呼ばれているようです。


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3月に入る頃から、桜の開花予想が聞かれるようになります。
花が咲く日そのものが、これほど話題になるお花は他にはありませんし、各地域に標本木があって開花の基準が決まっているなどというお花もありません。
桜というお花が、私たち日本人にとってどれほど特別なものであるかという証ですね。

開花予想が出れば、いつ咲くのかが気になり、咲けば咲いたで満開になる日が気になり、満開になれば散っていく姿にはかなさを感じ…。
この頃に雨が降れば、『花散らしの雨にならなければいいけれど…』という会話になります。
この時期は、桜の様子を時々見に行きたくなってしまいますね。

昔は、『桜咲いたら1年生』だったはずが、最近は卒業式の頃に満開になり、入学式にはもう葉桜になっていることも珍しくありませんね。
現に、東京の桜は今月14日の雪の日に開花し、22日に満開を迎えました。
Camomille家付近は、今日あたりが満開…もしくはもうちょっとという感じです。

これは21日、とてもよく咲いていた枝の写真です。
この枝あたりは、22日が満開だったのでしょう。

今日は近隣の小学校の卒業式でした。
きっと、いつもの年とは違う形の卒業式だったのでしょうけれど、6年間ずっと見守ってくれた桜は、きっと一番美しい姿を見せてくれたと思います。

ご卒業、おめでとう!



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