七十二候 『雷乃発声』
3月30日から4月3日頃までは、七十二候では『雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)』。
七十二候のうちの第十二候、二十四節気『春分』の末候となります。
《遠くで雷が鳴り始める時期》という意味です。
春の雷
桜の花が開く頃になると、寒冷前線の通過などによって雷が鳴りやすくなります。
東京などでは、しばらく聞いていなかった音ですね。
雹や雪を伴うこともあります。
春の雷は、夏とは異なり、ひとつふたつで鳴り止むことも多いものです。
地方によっては、この時期よりも冬のほうが雷の鳴りやすいところもあります。
立春後、初めて鳴る雷のことを『初雷(はつらい・はつかみなり)』と呼びます。
春に鳴る雷を『春雷(しゅんらい)』と呼び、《虫出しの雷》とも言われます。
啓蟄の頃に虫が顔を出し始める時期とも重なるからでしょう。
雷が稲を育てる?
この時期から雷の多くなる夏にかけて、稲が育っていく時期と重なります。
そのことから、昔の人は雷の光が稲を育て、実らせると考えていたようです。
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間もなく1年の4分の1が終わろうとしています。
東京では桜も満開、本来であれば卒業や新入学、新社会人への新たな旅立ちなど前向きで明るく、希望に満ちた季節であったはずですのに。
今年の春は世界中が悲しみと恐怖に包まれ、気持ちも沈みがちですね。
今朝は悲しい訃報も飛び込んできました。
いつまで続くかわからない、見えない相手との闘い。
息が詰まりそうな毎日ではあります。
それでも、子どもたちが新しい学年に進級したり、新しい学校へ入学したり、社会人としてスタートを切ったりすること自体はお祝いすべきことです。
大勢で集まってワイワイと騒ぎ、食べて飲んで歌って…という形は取れなくとも、皆さんの門出を心から祝っている人たちはたくさんいます。
自分に直接関係のある人でなくても、そうして新しいステージへと進む皆さんの姿を応援している人がいることを、忘れないでくださいね。
そしてその気持ちをパワーに変えて、新たな一歩を踏み出してほしいと思います。
世の中がどういう状況であったとしても、努力したこと、学んだこと、自分を律したこと、全てが皆さんの人生の糧になり、いつか生きてくるのだと思います。
ステップアップするこの時期に、自分が今しなくてはならないこと、してはならないことをきちんと見極められる人がひとりでも多くなりますように…。
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