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二十四節気『立夏』・七十二候『鼃始鳴』

二十四節気 『立夏』

5月5日頃は、二十四節気の『立夏(りっか)』です。

暦便覧(江戸で出版された暦の解説書)は《夏の立つが故なり》といたってシンプルに説明しています。
その説明通り、季節は春から夏へと移ります。

野山には新緑が青々と萌えて香り立ち、清々しく爽やかな風が薫る季節です。
陽射しもまぶしくなり、初夏らしい晴れた日が続きます。
この時期に新緑の間を抜けてくる心地よい風のことを『薫風(くんぷう)』と呼びます。
私の大好きな表現のひとつです。

《五月晴れ》という言葉は、旧暦の時代には《梅雨の晴れ間》という意味で用いられていました。
今は、ご存知のようにこの時期の爽やかな晴天という意味でも使われるようになっています。

七十二候 『鼃始鳴』

5月5日から9日頃までは、七十二候では『鼃始鳴(かわずはじめてなく)』。
七十二候のうちの第十九候、二十四節気『立夏』の初候となります。

《蛙が鳴き始める時期》という意味、朝晩の寒さも和らぎ、蛙がようやく鳴き声を聞かせ始める頃です。

『蛙』という字は口語・俗語として、『鼃』という字は歌語・雅語として使用されてきました。

もともとは川に棲む蛙を『河之蝦(かわづがえる=川の蛙)』と言って、田んぼの蛙と区別してしていたと言われています。
次第に略されて《かわず》となり、一般の蛙の異名として使われるようになりました。

また《かわず》は、小鳥のさえずりに似た高く澄み切った美しい声で鳴く『河鹿蛙(かじかがえる)』を指すこともあります。

端午の節供

5月5日は《端午の節供》です。
五節供のひとつにあたります。

もともと旧暦の5月は梅雨の時期で、伝染病や害虫に悩まされる季節でした。
その邪気祓いに菖蒲や蓬が使われていたのです。

かつて田植えは神聖な行事であり、田植えを行う《早乙女》は一定期間身を清める《物忌み》をしていました。
その際に、屋根を菖蒲や蓬で葺いた小屋にこもったとされています。
つまり、もともと端午の節供は女性のためのおまつりだったのですね。

平安時代には、《端午の節会》という宮中行事となっています。

その後、鎌倉時代に武士の力が強くなってくると《菖蒲》に『尚武(=武道を重んじること)』や『勝負』を掛けるようになり、男の子の成長と立身出世を願うおまつりとして定着しました。


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私にとっての蛙の思い出は、何と言っても《ウシガエル》。
子どもの頃に育った家の周囲には蓮畑があり、そこには多くのウシガエルが生息していました。
まさに牛が鳴いているかのような低音で響く鳴き声。
初めて聞いた時は、何の音かと恐ろしく思ったものです。

今日は『こどもの日』ですね。
我が家には、もう子どもと呼べる人はいませんけれど、おやつの時間になったら、柏餅でもいただこうと思います。

それでもやっぱり思うのは、いくつになっても子どもは子ども。
親にとって、子どもが幸せであること以上の願いはありません。
息子たちのさらなる成長と健康を祈ろうと思います。
 (立身出世…はどっちでもいいかな?)



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