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二十四節気『小満』・七十二候『蚕起食桑』

二十四節気 『小満』

5月20日頃は、二十四節気の『小満(しょうまん)』です。
私は歳時記のことを学び始めるまで、知らなかった二十四節気でした。
あまり気象情報などで話題になることもないのでしょうか。

暦便覧には《万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る》とあります。
《万物が次第に成長して天地に満ち始める時期》という意味です。植物は精気にあふれ、やわらかな若葉がだんだん濃く鮮やかな青葉になっていきます。

秋にまいた麦の穂が実り始め、ほっと一安心(少し満足)するという意味から『小満』と言われているという説もあるようです。
新緑も万緑へ移り変わる頃です。萌黄色・若草色・若苗色・若緑など緑のグラデーションを表現する言葉はたくさんありますね。

七十二候 『蚕起食桑』

5月20日から25日頃までは、七十二候では『蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)』。
七十二候のうちの第二十二候、二十四節気『小満』の初候となります。

《蚕が桑の葉を盛んに食べ出す時期》という意味です。
たくさん桑の葉を食べた蚕が紡いだ繭は、人々の手を経て美しい絹糸となるのですね。

《蚕》の語源は《飼い蚕》とも言われています。
何千年も前から人に飼育されてきたため、飛ぶこともできず自然の中で生きていくことはできません。カイコガの幼虫ではありますけれど、生糸がたくさん取れるように改良されており、『家蚕(かさん)』と呼ばれる、人間の保護の下でしか生きられない虫となってしまいました。

昔は人々の暮らしを支える貴重な収入源となっていたため、とても大切にされてきました。《お蚕様》と呼ぶ地域もあるほどです。

蚕は餌となる桑の葉の新芽が伸び始める時期に合わせて孵化させます。孵化した蚕は、ひと月ほど昼も夜も音を立ててひたすら桑の葉を食べ、やがて白い糸を吐いて繭を作り始めます。2日間ほど休みなく糸を吐き続けるそうです。

蚕は2週間ほどで成虫になり、繭から出てきます。
ただ、先述したように家蚕は羽があっても飛べず、口も退化していますので何も食べません。
ほとんどの繭は成虫にはならず、集められて茹でられ(ちょっとかわいそう…)、糸の端から1本の糸として紡がれて絹糸となります。


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息子たちが小学生の頃、教室で蚕を飼っていたことを思い出しました。
週末にはお当番で、箱に入れた蚕を持ち帰るのですよね…。確かに、ものすごい勢いで桑の葉を食べていたことを覚えています。本当に音が聞こえるのです。
子どもたちは、蚕の作った繭を茹でて、糸を引き出す体験までしっかりしたのだったと思います。
最初は気持ち悪がっていた女の子たちも、飼っているうちにだんだん情が移ってきてかわいがるようになり、繭を茹でる時は大泣きしたのですって。

今思うと、よい経験をさせていただいたのだなぁと思います。



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