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七十二候『紅花栄』

七十二候 『紅花栄』

5月26日から30日頃までは、七十二候では『紅花栄(べにばなさかう)』。
七十二候のうちの第二十三候、二十四節気『小満』の次候となります。

《紅花が盛んに咲く時期》という意味です。
昔から染料や化粧品などに使われてきたお花ですね。

紅花

紅花は古代エジプト時代から染料として使われていたそうです。
日本へは、飛鳥時代にシルクロードを経て中国の『呉(ご)』から伝来しました。

『紅』という言葉ももともと色の名前であったわけではなく、紅花のことを指していました。呉から伝わった藍(染料の意味)⇒『呉の藍(くれのあい)』⇒『紅(くれない)』と変化したと言われています。

咲き始めは黄色で、次第に赤みを増していくお花です。
お花を摘んで水にさらしては乾燥させることを何度も重ねて、紅色の染料や口紅・頬紅などの化粧品として使われていました。

染料にするには咲き始めがよく、外側の黄色い部分を摘んでいくため、別名『末摘花(すえつむはな)』と呼ばれています。

末摘花

《末摘花》と聞くと、ピンとこられた方もいらっしゃるでしょうね。特に源氏物語がお好きな方ならなおさらです。

《末摘花》は源氏物語の第六帖の巻名であり、登場する女性の通称でもあります。
常陸宮の姫君として登場し、物語の中では最も美しくない女性として描かれています。それでも、光源氏と生涯関わりを持って生きた女性でもあります。

その女性の鼻の先が赤かったことから《紅い鼻》と《紅い花=紅花》をかけて、《末摘花》と呼ばれているのです。


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さて、七十二候の日付ですけれど、年によって多少前後します。
毎年必ず決まった日で区切られているわけではないのですね。
ですから、私はバレットジャーナルのデイリーページに二十四節気と七十二候の小さなシールを貼って、忘れないようにしてあります。

これは今朝、今日のタスクを書き込み始めたときのデイリーページ。《紅花栄》の小さなシールが貼ってあるのが見えますでしょうか?
隣に《・七十二候》と書いてあるのは、関連本を再読しておこうというタスクです。

二十四節気や節供が重なると、シールだらけになります。

バレットジャーナルの5月の表紙は、下手なイラストを描いてみました。
恥を忍んで公開します(^_^;)

スミレと燕のつもりです。
こんなとき、ちょっとしたイラストが上手だったらなあと憧れます。
でもまぁ、誰に見せるわけでもない(…と言いつつ、ブログに公開する私)ノートですから、自分がよければよいのです(*^^*)

今月は、もうひとつ七十二候がやってきますよ~♪



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