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二十四節気『芒種』・七十二候『蟷螂生』

二十四節気 『芒種』

6月5日頃は、二十四節気の『芒種(ぼうしゅ)』です。
暦便覧(江戸で出版された暦の解説書)では《芒のある穀類、稼種する時なればなり》とあります。

《芒(のぎ)》については、前回の七十二候《麦秋至》の際にも触れましたけれど、イネ科の植物に特有の、穂先にある棘状の突起のことをいいます。

『芒種』は《穀物の種を蒔く時季》という意味です。

実際には麦は刈り取りの時期ですし、稲は田植えの時期であり、田植えを始める目安とされました。

立春から数えて127日目、6月11日頃が暦の上での入梅です。
昔は、旧暦5月に降り続く雨だったのですね。

七十二候 『蟷螂生』

6月5日から9日頃までは、七十二候では『蟷螂生(かまきりしょうず・とうろうしょうず)』。
七十二候のうちの第二十五候、二十四節気『芒種』の初候となります。

文字どおり《かまきりが生まれる時期》という意味です。

蟷螂(かまきり)

秋のうちに草の茎や人家の外壁などに産みつけられた卵から、小さなかまきりが何百と出てきます。卵はピンポン玉ほどの大きさで薄茶色、子かまきりは生まれたときから成虫と同じ形をしていて、前脚には鎌も持っています。

鎌で獲物を狙う姿が拝んでいるように見えることから、《拝み虫》の異名を持ちます。
非常に肉食性が強く、脅すと威嚇し返してくるほど気が強い昆虫です。
作物には手をつけずに害虫を捕らえる益虫としても知られています。


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かまきりの孵化、ごらんになったことはありますか?
私は田舎育ちですので、珍しいものではありませんでした。何百もの(無数に見えます)の小さなかまきりが次々と出てくる様子は、あまり気持ちのよいものではないのですけれど(かまきりさん、ごめんなさい…)、ついつい見入ってしまいます。

東京ではかまきり自体を見る機会が減っているとはいえ、まだ時々見かけることがありますね。みかけると、ついちょっかいを出してみたくなってしまいます。



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