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七十二候『鷹乃学習』

七十二候 『鷹乃学習』

7月17日から21日頃までは、七十二候では『鷹乃学習(たかすなわちわざをならう・たかすなわちがくしゅうす)』。
七十二候のうちの第三十三候、二十四節気『小暑』の末候となります。

《鷹の幼鳥が飛び方を学ぶ時期》という意味です。

5・6月頃に孵化したひなが、生まれて1か月くらいのこの時期に獲物を捕らえることを学び、飛び方を覚え、巣立ちの準備をします。

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飛び方の練習

孵化して30日くらい経った鷹の幼鳥は、親鳥と同じくらいの大きさになります。
巣の中で何度も羽ばたきを繰り返したり、ジャンプをしてみたり、近くの枝に移ってみたりする、それを《学習》と言っているのでしょう。

巣立ちした後も、しばらくは巣の近くを飛んでいるようですけれど、やがて独り立ちしていきます。

生後1年くらいの鷹を《若鷹》と呼びます。
このくらいになると、もう立派に独り立ちし、自由に飛び回っていることでしょうね。

日本人と鷹

《鷹狩り》にも代表されるように、鷹は日本人と関わりの深い鳥です。
『日本書紀』によると、4世紀の仁徳天皇の時代にはすでに鷹狩りが行われていたとのことです。
鷹は武人の象徴ともされ、多くの武士が鷹の羽を家紋に使用していました。

もし皆さまのおうちの家紋に鷹の羽があしらわれていたら、ご先祖様は武士だったのかもしれませんね。

ことわざと鷹

鷹はことわざにも多く使われています。

  • 一富士二鷹三茄子…初夢に見ると縁起がよいとされているもの
  • 鳶が鷹を生む…平凡な親から優れた子どもが産まれることのたとえ
  • 鵜の目鷹の目…鵜や鷹が獲物を求めるように、熱心にものを探しだそうとするさま。またその目つき
  • 能ある鷹は爪を隠す…本当に実力のある人ほど、普段はそれを表面に出さないことのたとえ。いざという時にだけ、その真価を発揮するということ

など、日常的によく見かけることわざにも《鷹》は多用されています。
それほど日本人と馴染みのある鳥だったということなのでしょうね。

さて、いよいよ次の二十四節気は『大暑』です。
梅雨も明けて夏本番がやってくるのですね。
今年の夏はとりわけ暑く感じそうです…マスクをして歩くことを考えただけでも、気が遠くなりそう…。

…とはいえ、今日の東京は涼しいというよりむしろ寒いです。
外の気温は20℃にも達していません。
今の私の服装も、春頃の感じでしょうか。
さらにブランケットを膝にかけたりなんかしています。
寒~い。



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