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七十二候『土潤溽暑』

七十二候 『土潤溽暑』

7月27日から8月1日頃までは、七十二候では『土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)』。
七十二候のうちの第三十五候、二十四節気『大暑』の次候となります。

《土がじっとりと湿り、蒸し暑くなる時期》という意味です。
生い茂った草むらが、強い陽射しに照らされて放つ、むせかえるような熱気のことを『草熱れ(くさいきれ)』、『草の息』などと言います。

地面からは陽炎が立ち上り、まとわりつくような熱気が漂う時季ですね。
書いているだけでも蒸し暑い気分になってきます。

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夏の暑さ

夏の暑さを表す言葉にはいろいろな種類があります。

  • 溽暑(じょくしょ)=蒸し暑いこと
  • 極暑(ごくしょ)=暑さの盛り
  • 炎暑(えんしょ)=燃えるような暑さ
  • 酷暑(こくしょ)=過酷な暑さ

最近は地球温暖化で《酷暑》の日が増えていますけれど、きっと昔から時には耐え難いような暑さもあったことでしょうね。

昔の人々は、暑気払いや行水、打ち水などの知恵で暑さを乗り切ってきました。
現代の暑さは…それだけで乗り切るのは、ちょっと難しいですね。

気象用語では最高気温によって暑さの呼び分けをしています。

  • 夏日=最高気温が25℃以上
  • 真夏日=最高気温が30℃以上
  • 猛暑日=最高気温が35℃以上

私が子どもの頃は、最高気温が30℃になるとニュースになっていたような気がします。
そして日中は暑くても夜になるとそれなりに涼しくなって、過ごしやすくなったものです。
《熱帯夜》という言葉も、その頃にはあったのかしら?

海に近いところでは、日中は海から吹く海風、夜は陸から吹く陸風が吹いています。
その変わり目に風が止まり、海面が穏やかになる時間ができます。
その状態を『凪(なぎ)』と言い、朝晩2回あるのですね。

私が子どもの頃を過ごした瀬戸内地方では、《瀬戸の夕凪》が有名です。
夕方になるとピタッと風が止まってしまいます。
そうすると、日中の熱気はあたりに残ったまま夜になっていきますので、夕方以降も全然涼しくならないのです。
日付が変わる頃までその暑さが身体にまとわりつくようだったのを思い出します。

《瀬戸の夕凪》という表現は美しく、そのときの海は本当にきれいなのですけれど、実際に暮らしていると本当に蒸し暑く辛い時間帯なのですよね。


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さて、東京ではまだ梅雨明けの気配はありません。
今年の梅雨はずいぶん長い気がしますし、本当によく降ります。
先ほども自転車でジムから帰宅する途中で降られてしまいました。

本来でしたら、草木は一段と緑を濃くし、田畑では作物が実りの秋に向けて太陽の恵みをサンサンと浴びている時期なのですよね。
でも今年はどうなのでしょうね。
少なくとも我が家の草木…今ひとつ緑が濃くなっていないような気もします。



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