七十二候 『大雨時行』
8月2日から6日頃までは、七十二候では『大雨時行(たいうときどきふる・たいうときどきにふる)』。
七十二候のうちの第三十六候、二十四節気『大暑』の末候となります。
《大雨が時々降る時期》という意味です。
きれいな青空に入道雲が湧き上がり、時に夏の雨が激しく降る頃ですね。
台風・集中豪雨・夕立などによる大雨が増える時期です。
…とはいえ、今年はまだ梅雨明けしたばかり。
ようやく夏が来たかと思えば、暦の上ではもう夏の最後の七十二候なのですね。
夏の雨
夏の雨にはさまざまな呼び方があります。
- 銀竹(ぎんちく)=大雨や夕立を指します。氷柱のことも《銀竹》と呼びますね。
- 滝落とし=大雨が降る様子を、滝が落ちる様子になぞらえたものです。
- 鉄砲雨=弾丸のように大粒の雨を指します。
- 白雨(はくう)=真っ白に煙るように降る雨、夕立、にわか雨を指します。
- 篠突く雨(しのつくあめ)=篠竹(しのだけ:細くて群がって生える竹)を突き立てるような雨のことです。
- 覆盆の雨(ふくぼんのあめ)=水の入ったお盆をひっくり返したように激しく降る雨を指します。
また、夏の雨には局地的なものが多いことをたとえた、《夏の雨は馬の背を分ける》という表現もあります。
大雨が上がって、再び雲の間から太陽が顔を出すと、今度は待ちかねたように蝉時雨が降ってきます。
夏本番の光景ですね。
大雨による被害も出やすい時期です。
今年はすでに大きな被害の出ている地域もありますね。
どうかこれ以上の被害がありませんように。
東京では昨日梅雨が明けたばかり、ようやく夏がやってきました。
夏はあまり好きではない私ですけれど、さすがに今年の梅雨にはうんざりしました。
本当に雨ばかりでほとんど太陽の姿を見ることができなかったのですから。
昨日・今日と久しぶりの青空で(…とは言っても、スッキリとした青空が広がるという感じではないのですよね…)、お洗濯物を外に干すことができるだけでも幸せ♡なんて思ってしまいます。
夏も悪くないなんて錯覚しそうです(^_^;)
それでも、暦の上ではもうすぐ夏が終わります。
次の二十四節気は『立秋』。秋が始まるのですね。
ちなみに、立秋までに梅雨明けしなければ、その年は《梅雨明けなし》となるそうです。
今年の夏は、夏休みがあっても特に何もできないですし、我が家は長男にも会えないですし、早く季節が過ぎて秋になってくれてもいいな~なんて思ってしまう私です。
暑中見舞いのはがきを出される方は、立秋までに出しましょうね。
それを過ぎると、残暑見舞いとなります。

七十二候(しちじゅうにこう)
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