七十二候 『菜虫化蝶』
3月15日から19日頃までは、七十二候では『菜虫化蝶』。
《なむしちょうとかす》《なむしちょうとなる》などと読みます。
七十二候のうちの第九候、二十四節気『啓蟄』の末候となります。
《青虫が羽化して蝶になる時期》という意味です。
寒い冬を耐えてじっと過ごしていた蛹が羽化して、蝶に生まれ変わる時期なのですね。
菜の花も咲いて、まさに春本番を迎えます。
菜虫
菜虫とは、大根やキャベツなどアブラナ科の植物を食べる虫のこと。
その代表が青虫…紋白蝶(モンシロチョウ)の幼虫ですね。
紋白蝶の姿を見かけると、あぁ春だなぁ…と思います。
我が家付近では、見かけることもめっきり少なくなってしまいましたけれど。
菜の花曇
菜の花が咲く早春の頃の曇り空のことを、《菜の花曇》といいます。

こんな青空に黄色い菜の花が映える風景はとても美しいものですけれど、今の時期からは曇り空の日も増えてきます。
青い空がきれいな日に、いろいろなお花たちを愛でに出かけたいものです。
この時期からしばらく経った3月末から4月になると《菜種梅雨》の時期となります。
沈丁花
小さな花が固まって枝先に咲き、甘い香りで春の訪れを告げる花。
それが沈丁花(じんちょうげ)です。

その香りの高さから、夏の梔子(くちなし)、秋の金木犀(きんもくせい)とあわせて三大香木と称されています。
今、外を歩いているとふわっと甘い香りが漂ってくることがありますね。
ついキョロキョロと沈丁花の姿を探してしまいます。
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とてもとても寒くて、雪まで降った昨日。
東京では桜の開花宣言がありました。
その前日、靖国神社の標本木周辺には、開花宣言を待って200人くらいの人が集まっていたそうです。
でも、咲いていたのは2輪ほど…で見送られたのでした。
昨日は、あまりの寒さに蕾もまた固くなってしまったのでは?と私は思っていました。
(→ 寒い寒い日…こんな日の過ごし方)
きっと同じように考えた方が多かったのでしょうね。
開花宣言のニュースには、ほとんど人が写っていませんでした。
あんなに寒くても、新たに3輪ほどは開いたのですねぇ。
桜は強いですね。
開花宣言を受けて、私も近所の桜を見に行ってみようかな~と考えていましたけれど、わりと雲が多くて思ったより寒いです。
そして、我が家周辺は都心より桜の開花は数日遅いのです。
もう少し暖かくて、お天気のいい日に行ってみようと思います。
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