まず最初におことわりしておかなくてはいけないのは…。
ここから先の内容は、現在不眠に悩んでいらっしゃる方全てに当てはまる話ではないだろうということです。
私の『そんな気がする…』という独り言だと思って、お読みいただければと思います。
私が《更年期》ということを意識するようになった症状のひとつが《不眠》でした。
このことについては、以前に記事にしたことがあります。
→更年期突入!?の兆しは気分の落ち込み&不眠から始まりました
中途覚醒、早朝覚醒はどんどんひどくなり、疲れが取れないまま朝を迎えることになり、とても辛い時期でした。
私の睡眠の質は若い頃からあまりよくなかったようで、一晩に何度も目が覚めてしまうのは大人なら当たり前のことなのだと思っていたくらい…。それがよくないことだと知ったのは、40代になってからのことでした。
そんな私が『眠れない…』と辛く思うくらいですから、ひどい状態だったのだろうと思います。正直なところ、あまりよく覚えてはいないのですけれど、夜ベッドに入るのが怖かったことは記憶にあります。
婦人科を受診して、軽い睡眠導入剤と漢方薬を処方していただき、症状は少しずつ和らぎました。それでも『眠れる』というところまではなかなかたどり着かなくて、《頭のどこかが一晩中起きているような感じがする》という状態からは抜け出しつつある程度…という状態が長く続きました。
ところが、2年ほど前から『今日はよく眠れた!』と思える日が現れるようになりました。たまに…ですけれどね。
そんな日に、嬉しくて書いた記事もあります。
→よく眠れた!と思えることの幸せ
実は、『コレがきっかけのひとつだった気がする』と私が感じていることがあります。
一昨年のお正月、それまで使っていた歩数計がうんともすんとも言わなくなりました。健康のため、歩くことだけは細々とでも続けようと考えていた私にとっては事件です。
それで、新しいものを購入しようと探しているときに見つけたのが《活動量計》。

そうか!
1日の生活でどのくらい動いているかを知ることができたら便利!
最初はこのように思ったのです。でも、調べていくうちに睡眠ログを取る機能を持ったものがあることを知り、ぜひとも欲しくなりました。スマホのアプリでも歩数をカウントしたり、睡眠管理ができたりすることも知ってはいたのですけれど、身につけて使うタイプならより正確だと思ったのです。
ま、新しいもの好きな私…興味が先行したのですよね。
一口に《活動量計》と言っても、機能も価格もまちまちです。
さんざん調べて、最終的に私が購入したのはこういうものでした。
→公式サイトはこちらです。
現在は、さらにバージョンアップした機種が登場しているようですね。
目的に応じて、さまざまなタイプがあります。
しっかり運動する方のトレーニング用のものもありますし、スマートウォッチとしてスマホと連携させて、SNSの通知や決済に使えるものもあります。
私の場合は、日常生活の記録と睡眠ログがメインの目的です。
多くの機能、使いこなせてはいないのが事実なのですけれど、私なりに便利に使っています。
本題から外れてしまいますので、それはまた別の話にするとして…。
睡眠に関しては、《目覚めた状態》《レム睡眠》《浅い睡眠》《深い睡眠》の4つのステージに分類してログを取ってくれています。スマホとの連携はBluetooth、細かい情報はスマホで確認する形ですね。
眠りに就いてから起床するまでの状態が、時刻とともにグラフ化して表示されます。
このグラフと、歩数、歩いた距離、運動としてカウントできる時間、階段で上った階数あたりをチェックするのが私の日課となっています。
さて、本題。
この活動量計を使うようになってしばらくしてから、『今日はよく眠れたような気がする』と思える日が出てきました。
なぜだろう?と私なりに分析(!)してみた結果…。
使い始めたばかりの頃、あまりよく眠れなかった日の朝にグラフをチェックしました。そうしたら、私の感覚とグラフがピッタリ一致していたのですね。
目覚めて時計を見た時刻には、《目覚めた状態》と記録されていました。

あ、やっぱり眠れていなかったんだ
おかしな話かもしれないのですけれど、《眠れていない》形のグラフを見て、何だか安心したのです。その後も、眠れたにしろ眠れなかったにしろ、私の感覚とfitbitの記録が一致する日が続きました。それにつれて、私の中にfitbitを信用する気持ちが固まっていったのだと思います。
自分の睡眠を客観的に判定してもらうことによって、自分の感覚が間違ってはいなかったのだと判断することができて、安心につながったのでしょうね。
それ以来、中途覚醒の回数が減り始めたように思うのです。深い眠りを得られる日も増えてきました。そして、あまりよく眠れなかったとしても、『そんな日もあるよね』と思えるようになってきました。
活動量計にそこまでの力はないのかもしれません。でも、活動量計を腕につけて眠るようになって私の睡眠がよいほうに変わっていったのも事実なのですよね。
今の私にとっては、大切なお守りでもある存在です。