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一度口から放たれた言葉は、二度とお腹の中には戻せない

ちょっと思うことがあり、この記事を書いています。

『言葉は正しく使えば人の力にもなれるし、薬にもなれる。
でも、使い方を間違えると、人の心を傷つける刃(やいば)となる。
自分の立場をわきまえ、相手の気持ちを考えて、言ってよいことと言ってはいけないことをしっかり判断できる人になりなさい。』
幼いころから、母に繰り返し言い聞かされてきたことです。

『言葉はあなたの品性を表すものでもあるし、あなたの品性を培ってくれるものでもあるのよ。優しくて、きれいな言葉を選ぶようにしましょう。』とも。
イライラしたとき、腹が立ったとき、感情が高ぶったとき、母のこの言葉を守ることは難しいことでした。
いつもいつもこのとおりにできてきたとは思いません。

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ただ、息子たちを育てる中で、その存在を全否定する言葉、彼らをとことん追い詰める言葉、幼い心をむやみに傷つける言葉を発することのないよう、心を砕いてきたつもりです。

それでも…。

息子たちが成長するにつれ、私が彼らに向けてきた言葉の数々が彼らの口から再現される場面が増えてきました。
多くは、『うちのかあちゃんは厳しかったよね~』というオチにつながっていくわけですけれど…。

『あのとき、こんなふうに言われたこと、今になってそうだなぁ…って実感するようになったよ』とか、『あのときは、厳しすぎるって思ったけど、今の生活に役立ってるんだよね~』などというありがた~いお褒めのコメントをもらえることもあります。

でも、『あれは本当に辛かったボクが悪かったにしてもね』『あれはいくらなんでも、感情的だったでしょ』というような批評もあるわけです。

その言葉を発した私自身が覚えている内容もあれば、すっかり忘れてしまっている内容もあります。
中には『グッジョブ若かりし頃の私』と思えるような発言がないわけではありませんけれど、多くはタイムマシンに乗って時間をさかのぼり、当時の自分を諌めてやりたい発言なのです。
未熟な子育てをしてきたものだと、反省しきり…。
言葉を放った本人は忘れてしまっても、その言葉を向けられた人、その言葉に憤った人は決して忘れることはありません。

息子たちが、今は懐かしい思い出話として笑い飛ばしてくれることに救われるとともに、いっそう情けない思いに陥ったりするわけです。

発言を撤回し、謝罪すれば、もうそれで終わり! なかったことにできると考えるのは愚かしいこと。
文字として残さなければ言質を与えることはない…という考え方も、間違っていると思っています。
たとえ見えなくとも、相手の心には必ず何かを残していますから。
『悪気はなかった』とか『真意が伝わっていない』というのも、ずるいなぁ…と思います。
相手がそのように受け取った、場合によってはとても傷ついたということは、まぎれもない事実なのですもの。
正しく伝わるような言葉を選べなかった…ということなのですよね。
もちろん、過剰に反応されてしまう場合もあるのかもしれませんけれど。

トゲのある言葉、配慮のない言葉を平気で口にする人が増えているような気がして、心が痛みます。
同じ言葉を自分や、自分の大切な人に向けられたら…と考え、頭に浮かんだことをそのまま口にするのではなく、ひと呼吸おいてから言葉を発することを心がけたいと思うのです。

一度口から放たれた言葉は、もう二度とお腹の中に戻すことはできないのですから。


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…と偉そうに書いていますけれど、これは自戒を込めて…です。
特にここ数日、少し体調が優れずイライラしてしまっていて、トゲのある言葉を家族(特に夫)に向けているな…という自覚があります。
言わなくてもよい否定的なことを言ってしまったり、投げつけるような言い方をしてしまったりもしています。
幼い頃からの母の教えは一体どこへ?

温厚な夫もさすがに腹が立つこともあるのだと思います。
少ない口数がさらに少なく、自分からは私に話しかけようとしなくなっていることに気がつきました。

《今は、そういう状態になってしまう体調なのだから仕方ないよ》と言ってくれることに救われますけれど、甘えてしまってはいけませんよね。

このところ、近しい人から思いやりに欠ける言葉をかけられることが続きました。
故意なのか、本人が気づいていないのかわからないのですけれど。
ただ、少なくとも私が傷つき落ち込んだことは事実。
そんなことがあり、この記事を書くに至った次第です。

今日の東京は、時々びっくりするような大雨が降りました。
この分でしたら、梅雨明けにはまだ少し間がありそうですね。
早く晴れやかな空が見たいです。それに伴って、私の気持ちも晴れやかになってくれたらいいな(*^^*)

先ほどは、どこからか花火の音が聞こえてきていました。
東京のどこか3か所で上がるという花火のひとつだったのでしょうね。
残念ながら、音はすれども姿は見えず…でした(^_^;)



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